『William's Last Words』Manic Street Preachers


マニックスの曲「William's Last Words」です。
1995年に失踪したマニックスのギターリストリッチー・エドワーズが残した散文を
14年ぶりにベーシストのニッキー・ワイヤーがまとめた歌詞だそう。
マニックスではニッキーはベース担当ですが、この曲では彼が切々と歌ってます。

夜明けが露をもたらすなんて、素敵じゃない?
僕は君を見守るよ
夜明けが露をもたらすなんて、素敵じゃない?
僕は君を見守るから...

おやすみ、僕の愛する人
今夜僕たちがここを出るまでは
僕を抱きしめていて
僕の幸運を祈っていてくれ さよならと手を振る時には
君は今までで一番の友達だ

おやすみ、ぐっすり眠って
おやすみ、神の祝福がありますように
おやすみ、nos da
僕は最善を尽くすよ

夜明けが露をもたらすなんて、素敵じゃない?
僕は君を見守るよ
夜明けが露をもたらすなんて、素敵じゃない?
僕は君を見守るから...

僕は待っているよ ただ僕の気がかりは君だけ
離れては死んでしまう夢
僕はただ目を閉じて、家族の事を思う
そして少し涙を流す

おやすみ、ぐっすり眠って
おやすみ、神の祝福がありますように
おやすみ、nos da
僕は最善を尽くすよ

夜明けが露をもたらすなんて、素敵じゃない?
僕は君を見守るよ
夜明けが露をもたらすなんて、素敵じゃない?
僕は君を見守るから...

キリストよ、ほっておいてくれないか
君を愛してる、そう愛してるんだ
黙って僕を行かせてくれ
僕は悪魔でさえ愛している
そう自分を傷つけた奴だとしても
これ以上僕を引き留めないで
だって僕はとても疲れているんだ
僕は眠りについて幸せな朝を迎えたい
そう、僕はもう疲れている
僕は眠りについて幸せな朝を迎えたいんだ
幸せな気分で目覚めたい....

・・・・・

14年ぶりにリッチーの詞を採用したアルバム「Journal for Plague Lovers」からの曲です。
リッチーはマニックスのメンバーだった一人で、バンドではギターと作詞担当でした。
彼は1995年に突然失踪し現在に至るまで行方不明のままで、去年の秋に英国の裁判所で法律上死亡認定されました。

リッチーの歌詞といえばネガティブ&攻撃的かつ難解な表現で、奥が深い歌詞が多かったのですが、
この歌詞は意外とシンプルでソフトな感じなんですよね。
しかもJournal for Plague Loversの中ではこの曲だけはベース担当のニッキーが歌ってるんです。
リッチーとニッキーは学生時代から2人で作詞をしていた仲なのでこの曲には何か意味が込められているような...
そんな気がしてならないです。

この歌詞はリッチーがあらかじめ歌詞として書いたというよりも散文として書かれていたものらしいです。
リッチーは必ずしも自分の気持ちを詩を書き込んでいるわけではないとインタビューで言ってましたが
でも歌詞の内容的には何か当時のリッチーとリンクする部分があるので色々と勘ぐってしまいます。
特にこの曲は全体的に誰かに対して別れを伝えるための詩に見えなくないですか?
それにI love youと言ってるのは恋人に対してではなく友人に対してっぽく思えるし..。
そして最後の部分の歌詞...こういう詩をみてるとリッチーはやっぱりこの世にはもう居ないのかなと思ってしまうんだよな...。
どうなんでしょうかね。。。

しかしネガティブシンキングな歌詞って時々どっぷりハマっちゃうんですよね。
前向きな歌詞は気分を高揚させてくれるものがあるけれども、ネガティブな歌詞も一度立ち止まって考えさせて
くれるものがあるんですよね。
あと自分がひどく落ち込んでいる時に聴くと「ああ、自分だけじゃないんだな」と思わせてくれるんですわ(苦笑)
まあ...時々深みにはまりすぎて余計ブルーになっちゃう事もありますけど(^^;

ちなみに”nos da”は彼らの故郷ウェールズの言葉で「おやすみ」という意味だそうです。
画面の男の子の絵は「Journal for Plague Lovers」のジャケットからのもので、画家はリッチーがかつて展示会で
一目で気に入って3rdアルバムのジャケットに採用したジェニー・サヴェル。
3rdアルバムのジャケットの絵もインパクトありまくりでしたが、この絵もすごい絵ですよね...
特に少年の表情がなんともいえない複雑な気持ちになる。。。てかコワイ(汗)


2009.9.20



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